犯罪や非行をした人の再犯防止に向けた取組への協力について(法務省・経済産業省・中小企業庁依頼)
2015年2月9日
政府においては,犯罪が繰り返されない,何よりも新たな被害者を生まない,安全で安心して暮らせる「世界一安全な国,日本」を実現するために,犯罪や非行をした人の再犯防止に向けた様々な取組を進めています。
再犯防止の具体的な取組については,「再犯防止に向けた総合対策」(平成24年7月)及び「『世界一安全な日本』創造戦略」(平成25年12月)に定められ,政府一丸となった取組が進められているところです。
こうした取組を進める中,無職者の再犯率が有職者の再犯率の約4倍に達していることや,刑務所再入所者の約7割が再犯時に無職であることなどを踏まえ,社会における就労の確保が,再犯を防止する上での重要な鍵となっています。
これを踏まえ,平成26年7月,犯罪対策閣僚会議の下に,各種業界を所管する関係省庁課室長等を構成員とする就労支援タスクフォースが設置され,刑務所出所者等に対する就労支援の充実・強化等について検討が重ねられ,今般,別添のとおり申し合わせがなされました。
犯罪や非行をした者の再犯を防止することは,安全・安心に暮らすことができる社会の構築に不可欠なものであり,また,円滑な経済活動の基盤であることも踏まえ,貴団体におかれては,保護観察所や刑務所・少年院といった国の機関と連携して,
○ 法務省ホームページや協力雇用主パンフレットなどを活用した協力雇用主制度の周知及び登録,雇用の奨励
○ 受刑者の勤労意欲の育成と技能習得の機会となる「刑務作業」の発注
○ 法務省が主唱する「社会を明るくする運動」(毎年7月が強調月間)への協力
などについて,御理解・御協力をお願いするとともに,会員企業等に対し協力を要請していただきますようよろしくお願いします。
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