石澤義文全国連会長 年頭挨拶(H27.1.1)
2015年1月5日
新年明けましておめでとうございます。平成二十七年の新春を迎えるにあたり、一言ご挨拶を申し上げます。
さて、旧年を振り返りますと、商工会組織をあげて要望を続けてまいりました「小規模企業振興基本法」が成立し、地域とともに歩み、地域を支えてきた小規模企業に光があたる確かな道が拓かれた年でありました。基本法の早期制定に向けて、百十一万の署名にご協力いただきました会員をはじめ関係者の皆様に、改めてこの場を借りて厚く御礼申し上げます。今年は基本法に基づき、地域で懸命に自助努力を続ける小規模企業の苦労が報われるような政策を必ず実現すべく邁進して参りたいと存じます。
昨年来、我が国経済は、株価の回復等の明るい兆しが見えるものの、円安による原材料やエネルギー価格の上昇等により、中小・小規模企業の苦境は続き、特に、地方の小規模企業にとっては、景気回復の実感を得ているとは言えない厳しい状況が続いております。
新しい年を迎え、商工会は、組織活動の原点に立ち返り、小規模企業が有する技術や技能を掘り起こすための徹底した巡回訪問はもとより、技術やアイデアを製品化するための企業同士のマッチングの提案など会員の皆様のニーズに応えるため、職員一人ひとりが支援能力向上に努め、地域の支援機関の中核として一層の努力・研鑽を積んでまいりますので、引き続き、皆様のご支援をお願い申し上げます。
終わりに、全国の商工会員の皆様並びに関係各位にとりまして、今年が明るい一年となりますよう心よりご祈念申し上げます。
平成二十七年 元旦
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