HOME > 東日本大震災関連支援情報 > 県連・商工会による支援の動き > 東日本大震災発生から1周年にあたり/全国商工会連合会 会長 石澤義文
東日本大震災の発生から1年が経ちました。
この未曾有の災害によって多くの方々が被災され、また、尊い生命が失われました。
ここに改めて、犠牲になられた方々とそのご家族の皆様に、衷心より哀悼の意を表します。
また、被災者の皆様、とりわけ、今なお避難生活を余儀なくされている方々に、心からお見舞い申し上げます。
岩手県、宮城県、福島県をはじめ、東日本大震災で大きな被害が生じた地域のほとんどが商工会地域であり、私たちの同胞である会員の多くが甚大な被害を受けました。
また、いまだ我々商工会会員の多くが、福島第一・第二原発事故により極めて困難な状況に置かれております。
私も震災直後に被災地にお見舞いに赴くとともに、全国の商工会に呼びかけ、昨年末まで、ほぼ10億円の義援金を被災県連に送金するなどいたしましたが、改めて、「被災地の復興なくして、日本経済の復興なし」の思いで、引き続き、商工会全組織を挙げて、被災地の支援に取り組んで参る所存であります。
また、政府に対し、被災地支援のための施策の実施を強力に陳情しておりますが、大地震や津波、原発事故により、これまで営々として築きあげてきた事業の基盤を一瞬にして失ったにもかかわらず、事業再開に向け、懸命な努力を続けている皆様には、心から敬意を表する次第であります。
真の復興に向けての道のりは、これからも厳しいものと思われますが、被災地の皆様におかれては、どうか、全国の商工会の仲間が共にいることを忘れずに、明日に希望を持ち続けていただきますようお願い申し上げます。
全国商工会連合会 会長 石澤 義文