第14回グランプリ 特 選 入 選 総 評   


第14回四季の那須フォトコンテスト入賞作品発表

 第14回四季の那須フォトコンテストに県内外から、たくさんのご応募ありがとうございました。 
応募点数505点、応募者数170名の中から入賞された作品をここに発表いたします。

主 催 : 四季の那須フォトコンテスト実行委員会 
        <那須町商工会、(一社)那須町観光協会> 
後 援 : 那須町、那須町文化協会、那須フィルムコミッション、NHK宇都宮放送局、
     ㈱とちぎテレビ、㈱エフエム栃木、㈱下野新聞社
協 賛 : 那須レジャー施設協会、サッポロビール㈱那須工場、Mt.ジーンズ那須、
     ㈱南ヶ丘牧場、㈱黒羽ニコン、東洋リビング㈱、富士フイルムイメージング
     システムズ㈱、㈱フジカラープロフォトセンター、㈱フレームマン、
     那須中央観光バス㈱



※写真をクリックすると大きい画像が御覧いただけます(別窓が開きます)。






君と迎える朝

 朝焼けの高原の牧場を空想しながら、夜明け前より待機。太陽が山裾から昇りだすと、牛達は一斉にエサを求めて動き出します。
この日は霧に包まれた柔らかい光と雲海が現れ、美しい瞬間に出会いました。
感動を抑えながら夢中で何枚もシャッターを切り、予想外の一枚となりました。(柳)



近景の点在する牛たち、中景の木々、遠景の山々の組み合わせは、雄大な那須を連想させ、あたかもこの場所に立って、この風景を眺めているような錯覚を感じますね。
自然と惹き込まれてしまうこのなんともいえない魅力が、この作品には存在します。横から射す朝日も、いいアクセントになっていますね。これがあることで、左側には朝日が照らす別の景色が、右側にはまだ光が当たっていない静寂の景色が存在します。そんなことを考えながら、じっくり眺められる素晴らしい作品です。(並木)
「君と迎える朝」 
柳一徳
撮影場所:大谷





見守られて
  
 殺生石での御神火祭でのワンシーンです。硫黄の匂いと共に、この地に伝わる伝説が現実に出現するのではないかというような錯覚を感じました。(金澤)



春に開催される湯本の「御神火祭」のひとコマですが、その華やかな印象とは違って、狐の怪しげな雰囲気を感じさせます。無数のお地蔵様を横目に、この狐はどこへ向かうのだろう。
現在は五穀豊穣と無病息災を祈願するお祭りですが、発祥は大噴火による犠牲者の鎮魂と山の怒りを静めるための儀式でした。そのような厳格な雰囲気が漂う、那須の歴史の奥深さを感じさせる作品です。(並木)

「見守られて」
金澤 誠
撮影場所:殺生石




 新月の夜に朝日岳に登り、ゆっくりと満天の星を楽しみながら撮影しました。朝日岳では丁度茶臼上空に天の川があり、手前の野草をアクセントに構図を整えました。那須の美しい星空に感謝です。(鳥居)


山頂に咲くエーデルワイスなどの高山植物が、天の川に照らされて浮かび上がっているようで、なんとも幻想的な作品です。星空の作品は今回も数多く応募されていましたが、これほど幻想的な作品はありませんでした。天の川の色と高山植物を照らす光の色を揃えていれば、その雰囲気はより強調されますし、より完成度の高い作品に仕上がったでしょう。(並木)

銀河の下で
「銀河の下で」
鳥居弘稔
撮影場所:朝日岳




春の一コマ  
 目の前に満開の桜、右手には、薄ピンクの桜。草原はどこまでも続くようで空の青は果てしない。こんな田舎のどこにでもある様な情景をとても美しいと感じました。(大平)

寝転んでふと見上げたら、こんな風景が広がっていたんですね。桜と青空と牧草の組み合わせが作り出す淡いコントラストが、春らしい爽やかな雰囲気を感じさせます。桜のボリュームが左側に多く、ややフレーミングのバランスが崩れているのが惜しいところです。左側の桜をメインにフレーミングしていれば、もっともっと桜満開の春らしい雰囲気が強調できたでしょう。(並木)

「春の一コマ」
大平敬一
撮影場所:千振




 クラストした雪面に深く刻まれたシュカブラ、その紋様の美しさに魅了されながらも、厳しい冬山環境を想い描きながら撮った一枚です。(野沢)



冬山で、陽が射さなければ、ここに行かなければ、見ることのできないこの景色。全ての条件が合ったからこそ、タイミングが合ったからこそ出会えたわけで、その感動が作品からひしひしと伝わってきます。
また、自然の作り出す造形美を、光の明暗を使って見事に再現しています。幾重にも重なっている雪の層が独特の模様を描き、縦方向の溝が風の向きを感じさせます。自分が風になって飛んでいたら、こんな景色を見ながら駆け抜けていくんでしょうね。そんな妄想をしてしまう作品です。(並木)


疾風の道
「疾風の道」
野沢 栄
撮影場所:茶臼岳




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